小学生の猫背は「気をつけ」では直らない
- performancereha
- 3 日前
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「背中、まっすぐ!」
一日に何度そう言っているでしょうか。言った直後は伸びる。でも、5分後にはまた丸くなっている。宿題をしているとき、ゲームをしているとき、ごはんを食べているとき。
多くの保護者の方が、この繰り返しに疲れています。そして「うちの子はだらしないのかな」と思ってしまう。
でも、そうではないかもしれません。

■ 「姿勢を正しなさい」が効かない理由
姿勢を注意されたお子さんは、たいてい胸を張って背中を反らせます。数十秒はもちます。でも、続きません。
理由はシンプルで、その姿勢が「頑張らないと保てない姿勢」だからです。
私たちが良い姿勢と呼んでいるものは、本来、力を入れなくても保てるものです。骨と関節が積み上がって、筋肉は必要な分だけ働いている状態。そこに到達していない子に「頑張って伸ばしなさい」と言っても、頑張りが切れた瞬間に元に戻ります。
つまり、猫背は意識の問題ではなく、身体の問題であることが少なくありません。
■ 猫背は「クセ」ではなく「できない」のサイン
背中が丸くなっているお子さんを見ていくと、多くの場合、背中以外の場所に原因があります。
たとえば股関節。ここが硬いと、椅子に座ったときに骨盤が後ろに倒れます。骨盤が倒れれば、その上に乗っている背骨は自動的に丸くなる。背中だけを伸ばそうとしても、土台が傾いているので戻ってしまいます。
たとえば胸まわり。肩が内側に入ったまま固まっていると、胸を張る動き自体が出せません。
たとえば体幹の持久力。姿勢を保つ筋肉は、強さより「長く働き続けられるか」が重要です。ここが育っていないと、短時間しかもちません。
背中が丸いという結果に対して、原因はもっと下や横にある。これが、注意しても変わらない理由です。
■ おうちでできる、2つのチェック
専門的な検査でなくても、傾向はつかめます。
【壁立ちチェック】
壁を背にして立ちます。かかと、おしり、背中、後頭部。この4か所が、無理なく壁につくか。後頭部だけが離れる、あるいは腰の後ろに手のひらが2枚以上入るようなら、背骨の並びが崩れているサインです。
【バンザイチェック】
仰向けに寝て、両腕をまっすぐ上げます。手の甲が床につくか。腰が浮かずにできるか。腕が床につかない、または腰が大きく反ってしまう場合、胸まわりや肩甲骨の動きが出ていない可能性があります。
どちらも1分で終わります。まずは「できているか」を見てあげてください。
■ 気づきやすいのは、小学生のうち
身体の使い方の土台は、小学生の時期に大きく変化します。骨も、筋肉の使い方も、まだ固まっていない。
だから、この時期は変わりやすい。逆に言えば、崩れた使い方もこの時期に定着していきます。
「そのうち直るだろう」と様子を見ているうちに、姿勢そのものが本人の標準になってしまう。中学生になってスポーツで痛みが出てから相談に来られるケースを、私たちは何度も見てきました。
■ それでも変わらないときは
家でのチェックとストレッチで変わる子もいます。それで十分なら、それが一番です。
ただ、何をやっても戻ってしまう場合。原因が一つではなく、股関節と胸まわりと体幹が、それぞれ少しずつ足りていないことがあります。この場合は、どこから手をつけるかの順番が結果を分けます。
パフォーマンスリハセンター豊橋では、お子さんの身体をひとつずつ確認したうえで、その子に必要な順番でトレーニングを組み立てています。理学療法士やアスレティックトレーナーなど、身体の専門家が担当します。
▶ 子ども姿勢矯正・猫背矯正トレーニングについて詳しく見る
まずは、お子さんの背中を「だらしない」ではなく「できていない」と見るところから。そこが変わると、かける言葉も変わります。



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